野球をやっている人なら誰しもが憧れるのが、ホームランを打つことです。
柳田選手のような豪快なスイング、吉田正尚選手のような無駄のないスイングから飛び出す鋭い打球。
そんな強烈な打球を打てるようになるには、ボールの当たる瞬間、そしてボールを運ぶスイングのキレが必要不可欠です。
そこで効果的なグッズが今回ご紹介する「サンドバッグ」です。
一般的にはボクシングの練習で使用されるサンドバッグですが、野球の練習としてもインパクト力を磨く効果があります。
この記事では、インパクト力を高めるのに最適なサンドバッグを紹介します。
ホームランを打ちたい、打球をもっと遠くに飛ばしたいと思う方は必見です。
バッティング力を高める!サンドバッグの選び方
バッティング練習で使用するサンドバッグを購入する際には、選び方のポイントを抑えておくことが大事です。
ものも大きく、そこそこの値段の買い物になるので、無駄な失敗は防げるようにしておきましょう。
選び方のポイント①材質に注意
野球で使用する際のサンドバッグを探す上で、大切なことは材質をしっかりと見極めることです。
基本的にサンドバッグはボクシングで使用するものです。
安いものだと「外側がビニールで、中は空気を入れる」サンドバッグもあります。
ボクシングで使う際は拳が触れるだけですので、それで壊れるというケースは少ないのですが、野球ではバットを使用します。
ですので、バットに傷がついていたり、当て方が悪いと、ビニールが裂けて使えなくなってしまうことがあります。
長く使用するためにも、バットなどの擦れに強いレザーを選び、スイングの力を吸収してくれるウレタン素材のものを選ぶことをおすすめします。
選び方のポイント②低めから高めまで対応できるサイズ選びを
2つ目のポイントは「低めから高めまで対応できるものを選ぶ」ということです。
ボクシングは自分の胸の高さあたりのものを目掛けてパンチするため、スタンド式のサンドバッグは胸の高さに作られていて、下の土台部分が剥き出しになっているものが多数あります。
それを野球の練習で使用してしまうと、高めのスイング練習はできても、低めに対応することができません。
ですので、サンドバッグを買う際は、高めから低めまですべてのコースに対応したものを選ぶと良いです。
サンドバッグは安い買い物ではありませんので、できるだけ長持ちかつコースも想定してバッティング練習ができるものを購入することをおすすめします。
バッティング用サンドバッグにはどんな効果がある?
サンドバッグはプロ野球だけではなく、高校野球の練習でも使用されています。
サンドバッグの効果は、「インパクト力の向上」です。
サンドバッグをボールに見立てて、そこにバットをぶつけることで普段のボールでは感じにくい「ボールが当たった時の感覚」を強く感じることができます。
バッティングの際に大切なことは、ピッチャーの投げたボールの勢いにさらにスイングの力を乗せて遠くに飛ばすことです。
このサンドバッグ打ちを続けることで、実際にバッティングをした際のボールをバットで掴む感覚、ボールをグッと押し込む感覚を身につけることができます。
またサンドバッグの使い方によっては、インパクト力だけではなく、スイング自体を支える体幹を鍛えることもできます。
体幹は守備をするにも、投球をするにも、打撃を向上するにも全てに必要なものです。
サンドバッグを使うことで効率良い練習ができること間違いなしです。
バッティング用サンドバッグを使った練習方法3選
サンドバッグを使った練習方法をまとめました。
購入前にサンドバッグを使った練習方法をイメージしておくことで、目的にあったサンドバッグをより的確に選ぶことができるでしょう。
練習方法①インパクト力を高める練習
1つ目はインパクト力を高める練習です。
まず、ボールを打つポイントにサンドバッグの位置を合わせます。
あとはボールが来たイメージをして、サンドバッグをバットで叩くという練習です。
この練習ではバットがボールに当たるときの瞬間の力を高めることができます。
この練習をする際はイメージトレーニングもしっかり行ってください。
ただサンドバッグをバットで叩くのではなく、ピッチャーが足を上げて、ボールを投げてくる姿をイメージしながら振るとさらに効果が高まります。変化球などを想定してスイングするのもありです。
脱力した状態から、サンドバッグを叩く瞬間だけ力をグッと込めることを意識してみてください。
練習方法②ボールを押し込む力を高める練習
2つ目はボールを押し込む力を高める練習です。
この練習をする際は、ボールを打つポイントよりもボール数個分前にサンドバッグを置いてスイングをします。
この時、体重移動と体幹を使ってサンドバッグをぐっと押し込むイメージで振ることで、押し込む力を身に付けられるのがこの練習です。
これをすることによってボールが遠くに飛ばせるようになるだけでなく、バットコントロールの向上も見込めます。
また、体重移動と体幹を使って振るので、体幹を鍛えることもできます。
まさに一石三鳥の練習ですので、ぜひ実践してみてください。
練習方法③狙ったコースにスイングする練習
3つ目は狙ったコースにスイングする練習です。
たとえインパクト力がついたとしても、バットにボールが当たらなければ意味はありません。ボールの高さに合わせて、自分のスイングができることが大切になります。
サンドバッグを使えば、低めや高めなど、自分でポイントを決めて、そこへ向かって振り切ることができるようになります。
今回紹介する商品の中には、スイングの高低を10段階に分けてマークしているグッズもありますので、それを使うのも良いですし、自分でマークをつけて狙ってスイングするのも効果のある練習になりますので、ぜひ実践してみてください。
バッティング練習におすすめのサンドバッグ
バッティング練習に活用できるサンドバッグをまとめました。
サンドバッグの購入を検討しているけれど、どれを購入したらいいかわからない…!というあなたも安心です。
野球経験者監修のもと、使い方の解説も交えながらまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
おすすめのサンドバッグ①フィールドフォース バッティング用サンドバッグ
まず最初に紹介するのは、フィールドフォースから出ているバッティング用サンドバッグです。
バッティング練習に特化したサンドバッグはこの商品が現在では唯一のものとなります。
この商品の特徴は10段階の高低のレベルがマークされていることです。
1から10まで高さがあって、そのコースを目掛けてバットを振る練習ができます。
実際にこの商品を使って練習をしている動画がこちらです。
この商品は高密度のウレタンフォームを使っているため、衝撃を吸収してくれるので手首を痛めるリスクが低いです。
また、音も軽減してくれるので、室内でも安心して使用することができます。
ちなみにこのバッティング用サンドバッグの開発依頼をしたのは、中日ドラゴンズで活躍されていた井端弘和選手です。
もともと学生時代からサンドバッグを使って練習していた井端選手が学童のチームのコーチとして指導する際、打撃力アップのためにこのバッティング用サンドバッグを使用しているようです。
元プロ野球選手お墨付きのフィールドフォース製バッティング用サンドバッグをぜひ使ってみてください。
おすすめのサンドバッグ②ボディデザイン スタンディングバッグ
2つ目の商品はボディーデザインのスタンディングバッグです。
本来の使用目的はボクシングの練習としてですが、野球の練習としても使用できます。
こちらはサンドバッグの中では比較的コンパクトなサイズですので、スペースを取らないというメリットがあります。
また置き型のサンドバッグの中でも低めのコースを想定したスイング練習をすることもできます。
素材も外側は高級レザー、内側は多重構造ウレタンを使用していますので、長期的に使用できるサンドバッグです。
おすすめのサンドバッグ③ボディデザイン サンドバッグ150
3つ目は、プロ格闘家のアドバイスから生まれたボディーデザインのサンドバッグです。
こちらは吊るすタイプのサンドバッグになっています。
どこかに吊り下げるか、サンドバッグを固定する台に吊るすと使用できます。
このサンドバッグのメリットは吊り下げ台を使用することで、省スペースでさまざまなトレーニングをすることができるという点です。
例えばこちらの吊り下げ台を使うと、サンドバッグを吊り下げるだけでなく、懸垂をすることもできます。
懸垂などの自重を支える筋力トレーニングはバッティングに効果大です。
スペースを有効活用してトレーニングをしたい方はこちらのサンドバッグと吊り下げ台の組み合わせもおすすめです。
サンドバッグの練習効果を高めるグッズ|SPF 素振り修正巻き付きバット
サンドバッグの練習をより効果的に行うためのグッズとして、この修正巻き付きバットを紹介します。
こちらはふにゃふにゃのゴム製のバットです。
サンドバッグ打ちをする際、サンドバッグまでいかにバットを最短距離で持っていくことができるかがとても重要になります。
このバットでスイングをすることで、自分の体に巻きつくようなスイングになり、最短距離でバットが出る無駄のない振りになります。
力をサンドバッグの一点に集中させるためにも無駄のないスイングを意識してみてください。
その他の野球練習グッズは下記の記事にて、詳細にまとめています。
用途別に練習グッズをまとめており、たくさんのグッズを網羅できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
野球練習用のグッズをまとめました。野球には練習グッズがたくさん存在しており、適切に活用することで上達への近道となります。この記事では、経験者の実体験も交えながら、オススメの練習グッズを紹介しています。
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まとめ
今回はバッティング用サンドバッグについて紹介してきました。
サンドバッグを使った練習をすることによって、インパクト力だけではなく、体重移動や体幹を使ったスイングができるようになります。
しかし、サンドバッグはあくまでもスイングの練習道具であり、実際に打つのはサンドバッグではなくボールです。
サンドバッグ打ちをしたあとは、感覚を覚えているうちに、ティーバッティングやトスバッティングなど、実際にボールを打って感覚を染み込ませてください。
このブログでは、たくさんの野球用練習グッズを紹介しています。
例えば下記の記事では、バッティング練習に活用できる穴あきボールを使い道とともに紹介しており、より野球を上達したい人に有益な内容となっています。
おすすめの穴あきボールをまとめました。穴あきボールはバッティングの練習にしようできることはもちろん、ピッチングの練習にも活用可能です。ミート力の向上、ピッチングの球筋の改善など、安価なわりに活用方法が広いのが、穴あきボールの特徴です。この記事では、おすすめの穴あきボールと選び方、練習方法などをまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事がホームランバッターへの第一歩となりましたら幸いです。