子供のヒットが見たい!
お子さんを少年野球に通わせているお父さんなら誰しもがそう思うでしょう。
一生懸命バットを振っているのになかなかヒットが出ない、ボールを打つと力負けしてふわふわしたフライしか打てない、外野まで飛んでいくとは到底思えない…。
そんな悩みを解決するのが、トレーニングバットです。
少年野球時代からトレーニングバットを使ってバッティングフォームを固めることで、中学、高校と活躍できる選手になること間違いなしです。
今回は、そんなバッティングスキルを高めるトレーニングバットについて紹介していきます。
少年野球向けトレーニングバットの選び方!
トレーニングバットの選び方をまとめました。
年齢が低いうちは、しっかりと体にあったバットを選ぶことが重要になります。
ただ重たいバットを購入すれば良い訳ではありません。
しっかりとポイントを抑えることが効率良い練習をするための近道になります。
選び方のポイント①バットを最短で出す練習ができるバット選び
トレーニングバットを選ぶ際、ボールまで最短距離でスイングする練習になるバットを選ぶことがおすすめです。
少年野球の選手は、まだ小学生ということもありますので、バットを自在に振り回せるほどの力はそれほどありません。
だからこそスイングを固めることでボールと当たるまでに余計な力が入らないようになりますし、力任せにスイングをせずともボールを打つことができます。
まず最初はバットコントロールを鍛えられるようなトレーニングバットを選んでみてください。
選び方のポイント②初めからマスコットバットは選ばない
少年野球用のトレーニングバットの選び方として、最初にマスコットバットは買わないことをおすすめします。
先ほどの選び方のポイントでも取り上げたように、少年野球をやっているお子さんでしたらまず最初はバッティングフォームを身につけることが重要になります。
しかし、マスコットバットなどの重たいバットを使ってしまうと、自分のスイングがバットの重さに負けてしまいます。
その結果、体のバランスが崩れてスイング自体が定まらなくなってしまうこともあるでしょう。
そのため、最初はマスコットバットなどの重たいバットを選ばずに、自分のフォームを身につける練習になるバット選びをしてみてください。
少年野球向けトレーニングバットを使った練習方法3選
トレーニングバットを使った練習方法をまとめました。
購入後のイメージを膨らませていくことで、目的にあったトレーニングバットを選ぶことができるようになります。
どんな練習をして、どんな技術を向上させるのか。しっかりと意識しておくことが重要です。
練習方法①素振り
トレーニングバットを使った練習方法の1つ目は素振りです。
「素振りではなくボールを打った方が実践的で良いのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ボールを打つとなると変に力が入ってしまったり、何とかしてボールに当てようという意識が働いてしまいます。
その結果、フォームが崩れてしまったり、最悪の場合、ケガにも繋がってしまいますので、まずしっかりと土台を作るために素振りを行うのが良いです。
この時、ただ闇雲に振るのではなく、ボールが来ることをイメージしながらスイングするのも良いですし、鏡やスマートフォンを使用して自分のフォームを確認しながら素振りをすることも効果的なのでおすすめです。
これは基礎中の基礎ですので、この素振りの練習をしっかり行うようにしてください。
練習方法②ティーバッティング
ティーバッティングは置きティーでも、誰かがボールをトスして打つのもどちらも良い練習になります。
この練習で大切なのはボールを打つ時でも素振りと同じようなスイングができるようになることですので、遠くに飛ばす必要はありません。
ティーバッティングを行う際は、自分の目の前にネットを置き、そこを目掛けてバッティングをすることを意識して練習してみてください。
練習方法③羽根打ちや柔らかいボールでのバッティング
次に柔らかいボールやバドミントンの羽根を使ったバッティング練習です。
トレーニングバットはものによって硬式球や軟式球などの実打可能と書いてあるものもあります。
しかし、その実打可能と書いてあるものでも遠くから投げたボールを打つとすぐに壊れてしまうようなバットもあります。
柔らかいボールやバドミントンの羽根は実戦球を打つよりもバットへのダメージが少ないためおすすめです。
ちなみに、この時に使えるのが、穴あきボールです。
穴あきボールについては、以前紹介したことがありますので、下記のページをご覧ください。
おすすめの穴あきボールをまとめました。穴あきボールはバッティングの練習にしようできることはもちろん、ピッチングの練習にも活用可能です。ミート力の向上、ピッチングの球筋の改善など、安価なわりに活用方法が広いのが、穴あきボールの特徴です。この記事では、おすすめの穴あきボールと選び方、練習方法などをまとめました。
素振りだけではボールを当てる感覚を掴むことができませんし、ティーバッティングだけではボールが実際に遠くに飛ぶのかがわかりにくいです。
そのため、投げたボールや羽根をトレーニングバットを使って打つことで打球の軌道や感触を確かめることが重要です。
また、今回紹介している下記のトレーニングは”繰り返し行うこと”が、とてもおすすめです。
- 練習①素振りでフォームを固める
- 練習②ティーバッティングでボールの当て感を鍛える
- 練習③柔らかいボールや羽根打ちでスイングが合っているかどうかを確かめる
素振りでフォームを固めて、実際にボールを打ってみる。その後、フォームが崩れ始めたら、また素振りに戻ってフォームを確かめる。
その繰り返しをすることで、フォームが徐々に固まってくるようになります。
また、下記の記事ではバッティングに活用できるサンドバッグを紹介し、まとめています。
サンドバッグは、プロの練習でも活用されており、インパクトの際の「押し込む感覚」を効果的に身につけることができる優秀なグッズです。
ぜひ合わせて参考にしてみてください。
おすすめの少年野球向けトレーニングバット5選!
おすすめの少年野球におすすめのトレーニングバットをまとめました。
経験者の目線でしっかりとトレーニングに活用できるものを選びましたので参考にしてみてください。
また下記の記事では、家での練習でも活用しやすい防球ネットを紹介しています。
実際にボールを打つ練習をする際に、合わせて購入すると練習が捗りますので、参考にしてみてください。
おすすめのトレーニングバット①インサイドアウトバット
1つ目に紹介するのはインサイドアウトバットです。
こちらのバットは芯から先の部分だけはバットの形をしているのですが、それより下はグリップのところまで棒状になっています。
棒の部分はグラスファイバーを使用しているためしならせても折れないようになっているのですが、ここがしなることによって、スイングの際にヘッドが遅れて出てくるので正しい手首の返し方を練習することができます。
少年野球をしているお子さんによくありがちなのがボールに当てようと思うあまり、手だけで打ちにいってしまうことです。
そうすると手首に負担がかかり、最悪の場合ケガに繋がってしまいます。
また、手首の返し方を間違えるとボールをこねて打ってしまうため、ボールがなかなか思うように遠くに飛んでいかなかったり、打球がゴロばかりになってしまいますので、このバットを使って正しい手首の使い方を練習することをおすすめします。
実際に使用している動画はこちらです。
おすすめのトレーニングバット②修正巻き付きバット
2つ目に紹介するのは修正巻き付きバットです。
こちらは一見ただのふにゃふにゃなゴムの棒に見えるのですが、このバットを使って練習することによってバットが自分の体に巻き付くようについてくるため、バットが自分の体の最短距離を通るスイングをする練習とヘッドを走らせたスイングの両方を一度に鍛えることができます。
実際にこのバットを紹介している動画がありますのでこちらをご覧ください。
動画のように自分の体に巻きついたスイングをすることによって最短距離でバットを出すことができます。
少年野球でボールを遠くに飛ばしたいのであれば、体全体を使ってバットを振れることが一番の近道になります。
このバットは軽い素材ですし、バットがふにゃふにゃな分、バットのしなる感覚を感じることができ、体全体を使ったスイングになるのでおすすめの1本です。
おすすめのトレーニングバット③穴バット
次に紹介するのは穴バットです。
実際に使用している動画はこちらです。
このバットは今までのバットの常識を覆したもので、芯の部分に丸く穴が空いていて、芯で捕らえていても、バットにボールが当たらず、通り抜けていくバットです。
このバットはティーバッティングや実際にボールを投げてもらって使う練習に使用するのがおすすめです。
専用のネットが付いていて穴の部分に取り付けることで、虫取り網のような形状になります。
そのバットを使ってバッティング練習をするとスイングした時に、ボールがネットの中に入り、まさに「ボールを捕らえる」感覚を養うことができます。
またこのバットを使用してバントの練習もできます。
少年野球でバントは作戦の中で使われる大切なサインの1つです。
なので、バントの練習もできるこちらのバットは少年野球をしているお子さんにはもってこいの1本です。
おすすめのトレーニングバット④マスコットバット
次に紹介するのはマスコットバットです。
マスコットバットは選び方のポイントにも書いてあるように、少年野球をしているお子さんに購入するバットとして最初に買うことはあまりおすすめしません。
しかし、バッティングフォームが固まってくれば、マスコットバットを使用することによって普段試合で使うバットが軽くなり、スイングがしやすくなるというメリットがあるので、フォームが固まってきたら導入するようにしてください。
試合の際、打席前にマスコットバットを使って素振りをすることで試合で使うバットが軽く感じるので、この使い方はおすすめです。
おすすめのトレーニングバット番外編 木刀
最後に紹介するのは木刀です。
木刀?と思われるかもしれませんが実はこの木刀、バットを最短で出すための練習としてとても優れています。
木刀の持ち手、柄の部分は楕円形になっていて実際のバットとは違う形です。
しかし、この柄を剣道の素振りと同じように握ることで、自然と脇が閉まり、脇が閉まることによって最短距離でバットを出す練習になります。
これを使って素振りをすると、試合で使用する野球のバットを持った時にも自然と脇が閉まるようになり、シャープなスイングになりますので、木刀を使った素振りにぜひチャレンジしてみてください。
なお、木刀は柄が滑りやすくなっています。
市販で売っている野球用のバットグリップを巻くと滑りにくくなりますので、併せて購入することをおすすめします。
まとめ
今回は少年野球をしている選手におすすめのトレーニングバットを紹介してきました。
トレーニングバットを使った練習で大切なことは、フォームを固めるということです。
フォームを固めて自分なりのスイングができるようになってくれば、自ずとヒットの確率も上がっていくかと思います。
また、今回紹介したトレーニングバットはあくまでも練習用です。
実際に試合で使用するバットとは異なりますので、トレーニングバットを使って練習した後は、しっかりと実戦用のバットを使って、トレーニングバットの感覚を実際のバットでもできているかどうかを確認して練習の効果を高めてください。
今回の記事からたくさんのヒットが生まれることを願っております。
野球練習用のグッズをまとめました。野球には練習グッズがたくさん存在しており、適切に活用することで上達への近道となります。この記事では、経験者の実体験も交えながら、オススメの練習グッズを紹介しています。