うちの子、勉強中によく癇癪を起こしていて(怒っていて)…
見ているだけで少し怖いですし、どう関わればいいのか…
うまく勉強に取り組めるようになるにはどうすればいいでしょうか?
そんなあなたのためにまとめました。
勉強中に癇癪を起こしてしまう子には、長い目で向かい合って、環境から変えていく必要があります。
子供の性格も当然関わってきますが、環境の要因も大きいです。
ただし、癇癪を起こす子は、強いポテンシャルを秘めていることも多いですので、ただ短気な子であると決めつけないようにしましょう。
この記事では、癇癪を起こす子への関わり方と、癇癪を起こす子のポテンシャルについてまとめています。
私も子供の時に、よく勉強がわからずキレていましたので(笑)、その経験も踏まえています。
ただそれでも塾には一度も通わず、うまいことモチベーション保って学習に取り組んでいました。
勉強のモチベーション維持については人一倍考えてきましたので、参考になるかと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
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子供が勉強で癇癪を起こす理由
子供の頃に、勉強でよく癇癪を起こしていた私の経験上、「子供が勉強で癇癪を起こす理由」は主に3つです。
- プレッシャーが辛い
- できない自分にムカつく
- 頼れる人が周りにいない
順番に解説を加えます。
癇癪を起こす理由|プレッシャーが辛い
あっけらかんとして見えるような子供でも、プレッシャーを感じることは多々あります。
子供には子供の悩みがあるということをしっかり認識しておくことが重要です。
特に気をつけたいのは、親が与えるプレッシャーです。
子供は想像以上に、「お母さんの期待に応えたい…!」と思っています。
子供への必要以上の期待が子供を苦しめてしまうパターンですね。
「うちはそこまで高いことを求めていないよ」というあなたも要注意です。
無意識に子供にプレッシャーを与えている可能性もあります。
例えば、子供を褒める時に「才能を褒めるような言葉」をかけていませんか?
「〇〇くんは天才だね!」というような褒め方をしているあなたは要注意です。
このような声かけをされると、子供は天才であろうとして、高い成果を自分に課してしまうことになります。
実際に研究でも、「才能を褒められた子供はチャレンジをしなくなる」ということが証明されていたりします。
失敗をすると、才能を否定することになるので、とにかく失敗しないように振る舞うようになります。
(参考記事:能力をほめられた子どもは、なぜ噓つきになるのか?)
失敗を恐れ続ける状態は辛いですよね。
勉強だって同じです。才能を褒められ続けている子は自分の失敗を許せなくなってしまい、追い詰められた結果、癇癪を起こします。
あなたは子供の才能を褒めていませんか?
今一度見直してみましょう。
じゃあ実際どうすればいいの?というところだと思いますので、「あ、才能を褒めていたかもしれない…」と気づいた場合の対策についても触れておきます。
対策はこちら。
対策|才能ではなく「努力を褒める」
才能を褒めるのではなく、努力を褒めるようにしましょう。
努力をする過程では、何度か失敗するのは当たり前です。その失敗も含めて、努力している過程すべてを褒めてあげましょう。
そうすることで、子供は自分の失敗に寛容になることができ、勉強にもリラックスして取り組めるはずです。
環境を変えるのは長期戦です。コツコツと関わり方を変えて行きましょう。
癇癪を起こす理由|できない自分にムカつく
負けず嫌いの子供にありがちですが、「できない自分にムカついている」可能性があります。
なんでこんなにできないんだ!と悔しくなり、ぶつけどころがわからずに癇癪を起こしているパターンです。
負けず嫌いなことは決して悪いことではないので、前向きではありますが、課題は別のところにあります。
それは「怒ったって結果にはつながらない」ということです。
怒ったエネルギーのまま、闇雲に物事に取り組んだところで、大した成果は出ません。
大人になればなんとなくわかるように、なぜ結果が出ないのか考えて、冷静に対処することこそが前進への近道です。
冷静に対処することが、一番の近道であることをわかってもらえないと、悪循環に陥る可能性大です。
癇癪を起こすことによる悪循環:わからない→怒る→さらにわからなくなる→怒る…
これはどこかで断ち切ってあげる必要があります。
対処法はこちら。
対策|冷静な時に捕まえて、考えるプロセスを教えてあげる
冷静なタイミングを見計らって、声をかけてあげるようにしましょう。
怒っている時に何かをしてあげようとしたところで、聞く耳を持たないと思いますので、勝負は冷静になっている時です。
どんな勉強してるの?と声をかけてあげることから始めて、できれば一緒に考えてあげましょう。
「あ、こうやって考えると答えまで到達するんだ」ということを徐々にわかってもらう必要があります。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えてあげましょう。
魚(答え)を与えればその場は解決しますが、その場限りの解決にしかなりません。魚の釣り方(答えまでの考え方)をしっかりと教えてあげましょう。
癇癪を起こすことが当たり前になっていると、なかなか改善しないかもですが、ここは根気強く向かい合いましょう。
親が根負けしてしまったら、改善しません。
なかなか難しい問題であることを理解しつつ、長期戦で向き合っていきましょう。
癇癪を起こす理由|頼れる人が周りにいない
子供が癇癪を起こす原因は、周りに頼れる人がいないことが原因かもしれません。
子供にはわからないことがたくさんありますので、周りに頼れる大人がいないと、なにかと行き詰ってしまいます。
「いやいや、常に私がそばにいるし。」と感じるあなたは要注意です。
あなたは、お子さんが本当に声をかけやすい関係を築けていますか?
子供が「これ聞いたら、怒られるかもな…」とか「お母さんに聞いても解決しないかも…」と考えていることもあるかもしれません。
そんな聞き辛い雰囲気を作ってしまってはいないでしょうか?
聞き辛い雰囲気を作ってしまっているのであれば、それは頼れる人がいないのと同じ状況になってしまっているかもしれません。
この場合の対策はこちら。
対策|子供が聞きやすい雰囲気を作る
一度、日頃の関わり方を見直して、子供が何かを聞きやすい雰囲気を作ってあげましょう。
あなたは、子供にとって「唯一絶対の神」のようにはなっていませんか?
お母さんは完璧で、お母さんが言うことは全て正しいんだ!となっていると、なかなか気軽には質問をしづらいものです。
人間みんな完璧ではありません。子供の前でも、少し弱いところを見せるくらいがちょうど良かったりします。
「親」対「子供」という関わり方も大事ですが、時には「人」対「人」の姿勢で関わってみてはいかがでしょうか?
子供を尊重して、同じ目線で話をしてみましょう。
子供も大人扱いされると嬉しいですし、本当に一歩大人に近づきます。
癇癪起こしているのなんか、子供っぽくて嫌になるかもしれませんよ。
関わり方に悩んだら、こんなサービスもおすすめかもです。子供の勉強教材ですが、子供の勉強との関わり方のアドバイスをもらえたりします。↓

勉強で癇癪起こす子は「真面目で優秀」です
「うちの子、勉強で癇癪を起こすなんて、なんて辛抱ない子なのかしら…」と絶望(?)するのは早いです。
癇癪起こす子は、紛れもなく真面目な子です。悔しい!という純粋な気持ちがなければそもそも怒る気にもなりません。
例えば、本当に勉強のことも親のこともどうでもいいや、と考えていたら勉強など即放棄して遊び出すと思います。
癇癪を起こしつつも、机に向かっている姿勢はそれだけで褒めてあげるべきものかもしれません。
くそ~!と思いつつも、目の前のことを投げ出さない姿勢は素晴らしいです。
それだけのポテンシャルを持っているということです。
成功者はみんな「やり抜く力」を持っているという話は知っていますか?
アンジェラ・ダックワースさんという研究者が、最近明らかにした事実です(このブログで何度も取り上げてますが)。
成功者は知能などが優れているわけではなく、目標に向かってやり抜く力に長けているという話です。
勉強で癇癪を起こす子だって、見方を変えれば、目の前のことを必死に乗り越えようとしている真面目な子です。
勉強を必死にやり抜こうとしています。素質にあふれています。
あとは、どうやったら結果が出るかという感覚を掴むのが大事です。
ただ怒っていても結果はでないよ!ということをうまく伝えられるといいですね。

まとめ
勉強で癇癪を起こしてしまう子供に対して、どう向き合ったらいいだろう?というテーマでまとめました。
なかなか、癇癪を起こしている真っ最中に飛び込んでも解決しません。
むしろ、親の方だってイライラしてくることでしょう。
その時は一度距離を置いて、冷静になっているタイミングで改めて話しかけてみましょう。
癇癪の原因は普段の環境が大きいです。
長い目で見て対処していきましょう。
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