子どもがサッカーを習いたいと言っているんだけど、
実際、習い始める時にはどうしたらいいのかしら?
あと費用や手間はどれくらいかかるのかしら?
そんなあなたのためにまとめました。
記事の内容
- サッカーを習い始めるまでの手順
- サッカークラブを選ぶために大事なこと
- サッカーを習うときにかかる費用
- サッカーを習ったら、子どもがどんな風に成長するのか少し妄想
私は高校時代に関東リーグ出場経験があり、大学時代には中学生へサッカー指導を行なっていたこともあります。
その経験に基づいてまとめていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
サッカーを習い始めるまでの手順
「子どもがサッカーを習いたいと言ってきた!」「何か習い事をさせたいけどやっぱりサッカーでしょう!」という時にまず確認しておきたいのが、習い始めるまでの手順です。
習い始めるまでの順序はこんな感じ。
- 近所のサッカークラブを探す
- 体験練習参加
- 子どもが「ここがいい!」と言えば入会
- 最初の練習参加日を相談して決定
- 初回の練習参加
という流れになります。
「習いたい!」と言えど、習い始めるまでの道筋がわかっていないと腰が重くなりますので、全体感を把握してからチーム探しを始めましょう。
サッカーを習う場所を探す上で大事なこと
ではいざサッカークラブを探そうと思っても「何を比較したら良いかわからない…」「近所にいくつかチームがあるけれど違いがわからない…」と感じると思います。
そこで、サッカークラブを探す時に大事にしたいことをまとめました。私は中学生への指導経験もありますので、その経験に基づいています。
競技志向?エンジョイ志向?クラブの「スタンス」を確認!
入ったあとに「あれ?こんなにゆるいの?」「こんなに厳しいと親のサポートが追いつかない…」と言うミスマッチが発生することがあります。
それは入団前に「チームのスタンス」を確認できていないことで発生します。チームにはそれぞれ「目指しているもの」があります。
- 全国大会を目指す!
- 世界で活躍できる選手を輩出する!
- コミュニケーション能力を持った子どもの育成を目指す! etc…
競技としてのレベルアップを第一とするチームもあれば、エンジョイ志向のチームもあります。ここが把握できていないと「こんなはずではなかった…」という事態が発生します。
しっかり意識して、チーム探しをする必要があります。
ちなみに、もし子ども自身がそこまで競技レベルにこだわりを持っていないのであれば「なるべくレベルの高いチーム」に行くことがオススメです。
なぜなら、環境が人を作るからです。上手な子達と一緒にサッカーをすると、自然と技術の向上に繋がります。ある程度技術があると、年齢が上がってきてからサッカーを楽しめるようになりますし、高校大学とサッカーを続ける選択肢も出てくるので、人生の幅が広がります。
子どもに押し付けてない?指導者の質を確認!
これは実際に会ってみないと本当にわからないところです。まず避けた方がいい指導者は「考えを押し付ける指導者」です。
後ほど「サッカーで身につく力」として説明していますが「自分で継続改善する力」が身につくのがサッカーの良いところです。それなのに指導者が考えを押し付けてくると、「自分で継続改善する力」を身に着ける機会を奪ってしまいます。
「そこはドリブルじゃないだろう!」「なんでパスを出さないんだ!」と怒鳴り散らす指導者よりも、
指導者:「なんで今のドリブル失敗したんだと思う?」
子ども:「う〜ん…相手と近すぎたからかな?」
指導者:「お!いいアイデアだね!次は相手と少し離れてドリブルしてみようか!」
子ども:「うん!やってみる!」
と考えさせてくれる指導者の方が魅力的なのは、明らかですね(実際子どもはそこまで素直じゃないかもですが、少し単純化しました)。こうやって改善→成功体験を繰り返して子どもは自信をつけていきます。
体験練習を見てみてこんな声かけができているかどうか、しっかり確認しましょう。
親はどこまでやらないといけないの?クラブのサポート体制を確認!
子どもの活動にあたって「どこまで親がサポートしなければならないのか?」という点もしっかり確認しておきたいです。
- 遠征時の移動は? → 親が車出し or チームでバスを手配
- 練習までの移動は? → 親が送り迎え or 子どもだけで行く
- 飲み物の用意は? → 水筒持参 or チームで用意
- ボールの用意は? → 自分持ち or チームで用意
- ユニフォームは? → 購入 or 貸し出し
- お昼の用意は? → 親がお弁当用意 or そもそも昼をまたぐ活動はしない etc…
多少なりともサポートは必要になるものですが、チームによって体制は変わります。親としてどこまでが許容範囲なのか、を考慮しながら入団前に確認しましょう。
サッカーを習うのにかかる費用
サッカーを習い始めるとかかってくる費用は大きく分けると3つです。
- 入会金と会費
- サッカーに必要な道具類の費用
- 移動費
順番に解説を加えます。
入会金と会費
当然ですがサッカーを習うにはクラブに払う費用がかかります。相場はこんな感じ。
- 入会金:0〜10,000円
- 年会費:0〜10,000円
- 月会費:3,000〜10,000円
ご覧いただけるとわかる通り、相場にはだいぶ幅があります。
例えばリベルタサッカースクールというスクールの料金体系はこのようになっています。
- 入会金:8,300円
- 年会費:8,080円
- 月会費:8,290円
リベルタサッカースクール は全国展開しているチームで、指導者も全員プロで揃っているチームです。なのでしっかりとした費用感。設備が整っているチームに入ると、だいたいこれくらいの費用になります。
地元の小学校やPTAが指導しているチームであれば、だいぶ安価で月3,000円程度で入会金なしというチームもあります。
やはり設備や指導者の充実度に比例して費用は上がってきます。ただ、先述の通り「できればレベルの高いスクール」でサッカーを始めるのがベストです。お子さんの人生の幅が広がります。
迷っているなら、一度体験して違いを感じてみるのが良いです。体験は無料なので。
サッカーに必要な道具類
サッカーを始めるにあたって、揃えなければならない道具があります。一覧にすると以下の通り。
- シャツ(約1500円)
- パンツ(約1000円)
- サッカー用ソックス(約1000円)
- サッカー用シューズ(約3000円)
- ボール(約3500円)
- すね当て(約1000円)
- リュック(約4000円)
大体これくらいがあれば、サッカーを習い始めることができます。各1セットずつ購入すると、約15,000円程度。
当然壊れたり、すり減ったりが発生しますので買い替えなどが必要になります。継続的にかかると考えておくべき費用です。
サッカーを始めるときに必要なものはこちらの記事にまとめました。

移動費
意外と盲点になりがちなのが移動費です。
サッカーを始めると練習試合や公式戦で遠征が発生することがあります。自分で移動するにしろ、チームでバス移動するにしろ、費用がかかってきます。
「バス移動なので月会費と別で1000円もらいます」ということもあるので注意。移動費も考慮しておくべき項目です。
サッカーを習わせるとこんなことが身につく
サッカーを習うといろいろな面で子どもの成長を感じることができます。
その中でも元指導者として強調したいのは「自分で継続改善できる力」です。
自分で継続改善ができる力!
サッカーは90%がミスで終わるスポーツです。90分間試合をしても0-0で試合が終了することもあります。
そんなミスだらけのスポーツでは「なぜ失敗したんだろう?」と考えることが非常に大事になってきます。
「あの場面でサイドにパスを出さなかったからうまく行かなかったのか」
「パスは繋がるのにシュートが下手だから、ゴールにつながらないのか」 etc…
サッカーをプレーしていると考えることがたくさんあります。これが子どもの「自分で継続改善できる力」に繋がります。
先ほども例に出した指導者と子どものやりとりをもう一度。
指導者:「なんで今のドリブル失敗したんだと思う?」
子ども:「う〜ん…相手と近すぎたからかな?」
指導者:「お!いいアイデアだね!次は相手と少し離れてドリブルしてみようか!」
子ども:「うん!やってみる!」
こういうやりとりから、子どもは原因を考えて改善を繰り返していきます。これが身につくと学校の勉強や日々の家庭での行動も変わりますよ。
サッカーは「自分で継続改善する力」を伸ばす。お子さんがサッカープレーヤーになった時には、お父さんお母さんもぜひ、このことを頭に入れて接してあげてほしいなと思います。
オススメのサッカー教室紹介
オススメのサッカー教室といえど、どちらにしても家から近くないと通うのに大変ですので、ここではチームを探す時のコツを一つシェアします。
それは「地元のサッカークラブと有名サッカークラブを両方体験してみる」ということです。
「地元サッカークラブ」と「有名サッカークラブ」を両方体験してみるというススメ
これをオススメする理由は二つあります。
- 両極端を体験することで、子どもの指向性が見えてくる
- 複数クラブを体験しておくことで後々後悔しない
二つのクラブを体験すると、どちらの方が「子どもが楽しそうか」ということが見えてきます。「友達と仲良くやりたい!と言っていたのに、レベル高い方が楽しそうじゃないか」など意外な一面が出てくることもあります。
いざ入ってみたあとに「あっちのチームの方がいいグラウンドで練習しているから、やっぱりあっちがいい!」などと言われないように、後悔ないチーム選びをしましょう。
ちなみに有名サッカークラブとして一つオススメしているのはリベルタサッカースクールです。全国展開しているサッカークラブで、全員がプロの指導者。元日本代表の城彰二さんが推薦しているクラブです。
体験は無料なので、一度体験してみると良いです。
最後は子どもの意志を尊重してあげましょう!
サッカーを習うということについて、いろいろと書いてきましたが最後は子どもの意志を尊重してあげてほしいと思います。
「子どもが行きたいクラブで」「一緒にプレーしたい友達と」「身に付けたい道具で」プレーできるのがベストかと思います。
指導者の項目で 「そこはドリブルじゃないだろう!」「なんでパスを出さないんだ!」と怒鳴り散らす指導者を例にあげましたが、それと同じで親が強制する立場になってはいけないと思います。
お子さんが自分で考えて行動できるように、親として良い選択肢を提示してあげて欲しいなと思います。
まとめ
サッカーを習いたいお子さんを持っている、お父さんお母さんに向けて、サッカーを習うにあたって大事な項目をまとめました。
このブログの至るところで書いているのですが「サッカースキルは一生の財産」です。「芸は身を助く」と言いますが、サッカーができることはお子さんの人生を助けます。
良いサッカークラブを見つけて、お子さんが楽しくサッカーをできることを祈っています。
サッカーって実は身長が小さい方が上手くなります↓

全国展開しているサッカースクールです。全員がプロの指導者なので指導力はお墨付きです。なかなか全員がプロ指導者のクラブはないです。Jリーグを狙いたい!など上を目指したいなら、これくらいしっかりしたクラブを選びたいですね。体験練習は無料なので気になるなら一度参加してみましょう。
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