サッカー用に救急セットを用意することになって…
何が必要になのか知りたいです。
でも、それを使いこなせなかったら意味ないですよね…
応急処置の基本についても知りたいです!
そんなあなたのためにまとめました。
応急処置をしっかり行えるかどうかは、怪我の回復に大きく関わってきます。しっかり処置ができれば、怪我は早く治りますし、そうでなければ想定外の時間がかかったりします。
サッカー用の救急セットとして用意しておきたいものをまとめました。しっかり備えて、怪我をしたときの選手の負担を減らしてあげましょう。
サッカー用の救急箱に入れておきたいものは?
サッカー用の救急セットに入れておきたいものをリストにしました。
- 救急バッグ
- 絆創膏
- 消毒液
- ガーゼ
- 包帯
- テーピング
- 脱脂綿
- コールドスプレー
- ハサミ
- うちわ
- ティッシュ
- 瞬間冷却剤
- 氷のう
これだけ入っていれば、大方のトラブルには対応可能です。ただし、怪我に関しては、最低限の応急処置をした後に、しっかり病院で診断を受けましょう。
また、サッカー用の救急セットは「劣化を考慮して選ぶ」のがポイントです。救急セットは屋外で使用します。そうなると持ち運びも多いのですぐにボロボロになります。私のチームで保有していたものも、例外なくボロボロでした。
汚れてしまうのはある程度しょうがないですが、バッグ自体が壊れてしまってはしょうがないので、中でポーチを活用するなど、しっかり管理できるようにしましょう。
使いやすいものを順番に紹介しますので参考にしてください。
救急バッグ
屋外で使用することになりますので、スポーツ用の救急バッグがベストです。一般的な薬箱のようなものだと割れてしまうこともありますし、持ち運びづらいです。
処置のためにグラウンドに持ち込むこともありますので、肩ひもがあると使いやすいです。
こちらの救急バッグはポーチもついているので、中身の整理もしやすいです。
絆創膏
湿潤療法と言って「傷口は乾かさない」という方法が一般的になりつつありますが、傷口の保護という観点では、まだまだ絆創膏は現役です。
ちょっとした擦り傷や切り傷に備えてしっかり救急セットに入れておきましょう。
少し高価ですが、キズパワーパッドは傷の治りが早くなると言われています。少し高価ですが、大きめのものを一箱備えておくと、便利です。大は小を兼ねますので、迷ったら大きめで。
消毒液
消毒液も外せません。傷口が化膿すると治りが遅くなったりするだけでなく、感染症の原因になったりします。私の友人でも傷口から菌が入って発熱している人がいました。
傷口は清潔にしておくことが大事です。キズドライといってパウダー状のスプレーも市販されていますが、湿潤療法(傷口は乾かさないで治す)ことが一般的になってきていますので、消毒液の方がベターです。
ガーゼ
絆創膏で覆いきれない大きめのキズにはガーゼでの処置が必要になります。ヒザやヒジを大きく擦りむいた時に、ガーゼがないとお手上げになります。
ガーゼで保護できないと、行き帰りの服も汚れますので、しっかり用意しておきましょう。盲点になりがちだけど、意外とないと困るものNo.1です。
包帯
包帯は氷のうの固定や、患部の保護に活躍します。「これどうしよっか…?あ、とりあえず包帯で巻いておこうか!」という場面が必ずやってきますので、こちらも必須です。
テーピング
テーピングは怪我の予防や、ガーゼの固定などに活躍します。巻き方が複雑で使いこなせないよ!というあなたも、巻き方はネット上に転がっていますので、必要に応じて調べてみましょう(足首 テーピングで検索)。
こんな動画もありますので、置いておきますね。
伸縮性のものと非伸縮性のものがありますので、各1つずつあればOKです。
脱脂綿
脱脂綿は傷口の消毒をするときに活躍します。ガーゼと何が違うのか?と感じる方もいるかもしれませんが「織ってあるのがガーゼ、織っていないのが脱脂綿」です。
織作業がされておらず、繊維のままなのでガーゼに比べて柔らかいです。傷口を傷つけないですみます。
コールドスプレー
コールドスプレーは取り急ぎ、患部を冷却するためのものです。患部の冷却は怪我を長引かせないために重要です。まずはコールドスプレーでかんたんに冷却して、その後氷でしっかりアイシングしましょう。
キッズサッカーの場合、選手がいたずらに使用しがちなので、管理には注意です(私も小さい頃に遊びました笑)。
ハサミ
テーピングを切ったり、ガーゼを切ったり、袋を開封したりと必ず必要になるのがハサミです。直接身体に関わるものではないので忘れがちですが、ないと困ります。
先端が丸まっているものだと、貼った後のテーピングを切るときなどに身体を傷つけなくて安心です。
うちわ
うちわは熱中症など気分が悪くなったときに活躍します。扇子だとコンパクトで使いやすいですね。紙製だと、持ち運ぶ間に破れたりしますので、ビニールや布製の丈夫なものが使いやすいです。安いものでOKです。
ティッシュ
使い道は言わずもがなですが、ティッシュも重要です。鼻血が出たときなどに活躍しますね。救急セットに入っていないと「誰かティッシュ持ってないですか〜?」と聞いて回ることになりますので、入れておきましょう。
瞬間冷却剤
瞬間冷却剤とは「叩くと冷たくなるパック」のことです。捻挫などのアイシングや、熱中症のときの熱冷ましとしても使用可能です。
氷があるとベストですが、溶けてしまうこともありますし、毎回用意できるとも限りません。瞬間冷却剤を数個入れておくと便利です。
氷のう
氷のうは怪我のアイシング用です。代わりにビニール袋でもOKです。
アイシングするときは袋の中に空気が入らないようにすることがポイントです。こうすると氷が溶けにくくなります。
観戦するお母さんが持っておきたい救急セット
お母さんお父さんが観戦に行く時に、最低限準備しておきたいものをリストにしました。
- 保険証…怪我したときに必要です。コピーだと受け入れてもらえないこともありますので、気を付けましょう。
- 塩飴…賞味期限があるものはクラブの救急セット内には用意しづらいです。選手に持たせるなり、持参するなり、しっかり家庭でも用意しておきましょう。
- 爪切り…最近の試合では、爪の長さを試合前に確認されることがあります。試合に出れなくては残念なので、指摘されたらすぐに対応できるようにしておきましょう。
ちなみに塩飴はネットでまとめ買いがおすすめですよ。スーパーで買うよりは安くつきます。
応急処置はRICEが基本です
応急処置はRICEが基本です。RICEとはそれぞれの処置の頭文字をとったものです。
- Rest:安静
- Ice:冷却
- Compression:圧迫
- Elevation:挙上
応急処置をするときはこれらの要素を意識して処置を行うことで、怪我の早期回復につながります。順番に解説を加えます。
Rest:安静
これは文字通り、安静にしてなるべく動かさないということです。捻挫したときに動かしたら悪化するのは想像できると思います。
ただし、ここでいう安静とは「固定」に近いです。足首などは動かさないようにしようとしても、無意識に動いてしまうものです。バンテージなどを活用して外部からしっかり固定してあげましょう。
Ice:冷却
怪我をした場合、なるべく早い段階で冷やしましょう。怪我をすると患部が炎症を起こして熱を持ってきます。それを冷却によって抑えることで怪我の早期回復につながります。
「ポイントはなるべく早く」です。少し放置すると怪我の治りは圧倒的に悪くなります。まずはコールドスプレーで冷やして、その後氷でしっかりとアイシングしましょう。
Compression:圧迫
スポーツをやっていないとあまり馴染みがないかもしれませんが、怪我をしたときは患部を圧迫するのがセオリーです。
なぜなら出血を止めるためです。切り傷などで出血したときに圧迫して、血を止めるということは聞いたことがあるかもしれませんが、これは捻挫などのときも同じです。
「血が出てないのに圧迫するの?」という感じだと思いますが、怪我をすると目には見えなくても内出血を起こしています。これを止めるために圧迫を行います。
バンテージや、包帯などで少しキツめに巻いてあげて、内出血を止めてあげましょう。こちらも怪我の治りに影響してきます。
Elevation:挙上
これもまた聞き慣れない用語だと思いますが、患部を高い位置に固定することです。なるべく心臓より高い位置であることが理想です。
これも内出血に関わってきますが、内出血が手足の先にまで広がってしまうと回復が遅れてしまいます。なので少しでも血行を抑えるため、患部を高い位置に維持してあげましょう。
家には救急セットを用意しておきましょう
いざ怪我をしてしまったら、応急処置だけでなく家での処置も非常に大切です。
あなたの家には救急セットはありますか?もしなければ、セットになっているものもあるので、一つ買って備えておきましょう。常備薬も一緒にしまっておけるように、大きめのものがいいですね。
救急セットとして、道具が一箇所にまとまっていると便利です。「包丁で手を切ってしまった!でも絆創膏が見つからない!」ということがないように、同じところにしまっておきましょうね。
まとめ
サッカー用に用意しておきたい救急セットについてまとめました。
怪我の治りは応急処置の的確さに大きく左右されます。しっかり準備しておかないと、病院にかかる回数も増えて、出費も選手の負担もかさむということになります。
しっかり備えておいて、サクッと競技復帰していきましょう!
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