今のファウルじゃないの!?サッカーのファウルについて詳しく解説!

サッカー

サッカーをよく観るんですが、改めてファウルについて理解したいです!

サッカー観戦をしていると実況の人がよく口にする「ファウル」という言葉。サッカーをやっている人も観戦専門の人も、ファウルという言葉をしっかり理解していますか?

この記事ではサッカーの競技規則も参考にしながら、改めて「ファウル」という言葉について解説しました。

 

この記事に書いてあること

  • ファウルとはそもそもなにか?
  • ファウルをするとどうなるのか?
  • ファウルの種類について

それでは見ていきましょう!

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そもそもファウルってなに?

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ファウルは一般的に相手との接触で起こる反則のことを差します。オフサイドやハンドなどの相手との接触を伴わない反則については、あまりファウルとは表現しません(ただし足を高く振り上げるなどの、「接触はないけど危険な行為」は例外としてファウルと呼ばれます)。

ただし、後述するように「ファウルとはなにか?」と定義する項目はサッカーの競技規則の中に存在しないため、あくまで「一般的には」と表現しておきます。

ファウル=foul

英語ではfoulと表記します。ファールと発音したり表記されたりしますが、正式には「ファウル」と表記することが一般的です。英語のもともとの意味についてはこちら。

悪臭のある、むかつくような、不潔な、汚い、よごれた、濁って汚い、腐った、腐敗した、悪い、しけ模様の

出典:weblio英和辞典・和英辞典

だいぶ悪い意味。もちろんファウルという言葉を使っている実況がこんなことを考えて、選手に吐き捨てている訳ではありません。豆知識として頭に入れておきましょう。

競技規則に「ファウルとはなにか?」という記載はない

サッカーの競技規則を見ても「ファウルとはなにか?」という定義は載っていません。最初に記載した通り「ファウル」と表現するのは、身体的な接触を伴う反則についてです。

サッカーをしていて、オフサイドがあった時に「それファウルだよ!」とは言いませんし、ハンドがあった時に「今のファウルでしょ!」とは言いません。

「ファウル=身体的接触の伴う反則」ということはサッカーに関係する人たちに共通の「暗黙の了解」です。

ファウルがあったらフリーキックで再開!

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ファウルを犯すと相手にフリーキックもしくはPKが与えられます。そして必要に応じてファウルを犯した選手にはイエローカード(警告)かレッドカード(退場)が与えられます。

フリーキックの区別

フリーキックには大きく分けて2種類あります。ファウルの種類によって与えられるフリーキックが異なります。

直接フリーキック

直接ゴールを狙ってOKなのが「直接フリーキック」です。実際に身体的な接触を伴うファウルがあった場合に与えられます。

間接フリーキック

直接ゴールを狙ってはいけないのが「間接フリーキック」です。足を高く振り上げる行為など、身体的接触はないけれど危険な行為に対して与えられます。

ファウルではありませんが、オフサイドで与えられるフリーキックも間接フリーキックです。

ちなみに間接フリーキックがそのままゴールに入ってしまった場合、試合はゴールキックで再開します(サッカー競技規則2019/20より)。

イエローカードとレッドカード

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よく試合中にみるイエローカードとレッドカードですが、どのように出しわけが行われているのでしょうか?競技規則をもとに解説します。

カードの色を分ける「不用意」「無謀」「過剰」という基準

サッカー競技規則2019/20によると、ファウルが「不用意なものであったか」「無謀なものであったか」「過剰なものであったか」で懲戒処置(警告や退場のこと)が異なると書かれています。

それぞれの言葉について解説を加える前に伝えておきたいことは「サッカーのファウル判定はそもそも曖昧である」ということ。プレーの移り変わりが激しいスポーツですので、最終判断は、どうしても審判のその場の裁量に委ねられがちです。

説明は加えますが、曖昧になりがちなところは、サッカーは「そもそも曖昧なもの」と理解いただければと思います。

不用意

不用意とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または、
慎重さを欠いてプレーを行うことである。懲戒処置は必要ない。

出典:サッカー競技規則2019/20

簡単にいうと、「わざとではなく、さほど危険でもないプレー」のことを指します。この場合はイエローカードもレッドカードも出ません。

無謀

無謀とは、相手競技者が危険にさらされていることを無視して、または、結果的に危
険となるプレーを行うことであり、このようにプレーする競技者は、警告されなけれ
ばならない。

出典:サッカー競技規則2019/20

危険を承知でタックルにいっているものの、相手にケガをさせるほどではないプレーはイエローカードです。

過剰

過剰な力とは、競技者が必要以上の力を用いて相手競技者の安全を危険にさらすこと
であり、このようにプレーする競技者には退場が命じられなければならない。

出典:サッカー競技規則2019/20

イエローカードよりも危険で、相手をケガの危険に晒すようなプレーはレッドカードになります。

 

競技規則での表現に基づき解説しました。

ちなみにイエローカードとレッドカードの出しわけについては、「〇〇というシチュエーションでファウルをしたらイエローカード」など、さらに細かく分かれています。こちらは後日別記事で解説します。

サッカーのファウルは8種類

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ファウルの種類は8種類に大別されます。

基本的にサッカーで許されている身体的接触は「適正な力の範囲内でのショルダーチャージ」のみです。それ以外の相手への妨害行為は基本的にファウルと見なされます。

ファウルをいくつかに分類すると以下のようになります。

キッキング

相手を蹴るもしくは蹴ろうとする行為のことを言います。蹴ろうとするだけで、実際に蹴らなくてもファウルになることがポイント。他のファウルに関しても基本的に「〜しようとする」だけでもファウルになります。

トリッピング

相手をつまずかせるもしくはつまずかせる行為のことを言います。相手が転ぶか転ばないかに関わらず、つまずかせたらファウルです。

ちなみにヘディングの競合いの場面で、相手がジャンプしているのに、自分はジャンプしないという行為もトリッピングにあたります。全身で空中の相手をつまずかせていることになりますからね。

ストライキング

相手を殴る、もしくは殴ろうとする行為のことです。特にヒジで相手を打つ行為に関しては、過剰な行為と見なされるのでレッドカードの対象となります。

プッシング

相手を押す、もしくは押そうとする行為のことです。ただし腕を広げて相手を抑えようとすることに関してはセーフと判断されることが多いです。

過剰なチャージ

冒頭で「適正な力の範囲内でのショルダーチャージ」はルール上、OKと書きましたが、過剰なチャージはファウルになります。いわゆる体当たりのような行為や、背後からのチャージはファウルです。

スピッティング

こちらは相手に対してツバを吐きかける行為のことです。こちらは侮辱行為にもあたるので、一発レッドカードです。サッカーに侮辱行為や人種差別は許されません。

ホールディング

相手の腕やユニフォームなどを掴む、引っ張るなどの行為です。

ただしこれを厳密にとってしまうと、ボール際での取り合いが全てファウルになってしまいます。そのため多少許容されているのが、実際のところです。

より迫力のあるゲーム展開を生むためなので、そういうものだと理解しておきましょう。

ジャンピングアット

相手に飛びかかる行為のことです。「そんな場面ないでしょ。」と思われる方もいるかもしれませんが、代表的なのはヘディングの競合いの場面です。勢いをつけて相手に飛びかかったらファウルです。

用語に関する補足

ここまでファウルの種類を名称と一緒に紹介してきましたが、競技規則にはそれぞれの名称は出てきません。昔からの通例として各名称がついていますが、あくまで通例です。

競技規則には特に明記されていないという点は豆知識として覚えておいてもよいでしょう。

まとめ

最後にもう一度まとめます。

  • ファウルとは主に相手との接触を伴う反則のことを指す(例外もあり)
  • ファウルをすると直接or間接フリーキックが与えられる
  • 懲戒処置(イエローカードやレッドカード)の基準は曖昧→サッカーはそもそも曖昧だから
  • ファウルはだいたい8種類に分けられる

こんなことが理解できればOKかなと思います。

ちなみにファウルかどうかの「曖昧な基準」を理解したければ、実際にプレーしてみるのが一番早かったりします。観戦メインの方も、これを機にサッカーをやってみると理解が深まるかもしれません。

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参考資料:サッカー競技規則2019/20

 

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