そんなあなたのためにまとめました。
結論からいうと、サッカーボールの値段の違い=素材の違いです。
デザインが同じボールでも、中身に使われている素材が違うから価格が違うんですね。
メーカーだって別にぼったくろうとしているわけではないです。
価格が違うからには違うなりの理由があります。
ちなみに、筆者的なサッカーボールの価格の目安は3000円くらい。
3000円くらいのボールだと、それなりのクオリティのボールを購入できるような印象です。
この記事では、価格の違いによって生まれるサッカーボールの差をまとめました。
高価なボールを購入する際の注意点についても書きましたので、ご参考ください。
安すぎるボールに手を出して、粗悪品をつかまされるのは避けましょうね。
しっかりと見極めて購入できるようにしましょう。
サッカーボールは「値段の違い=素材の違い」です
サッカーボールの「値段の違い」の要因は、ズバリ「素材」です。
✅当然、高価なボールには良い素材が使われており、安価なボールにはそれなりの素材が使用されています。
高価なボールはデザインはかっこいいとか、そういうことではなく、値段によって”素材の差”がつけられています。
値段による素材の違いを表で解説
実際に販売されているサッカーボールを例に挙げて解説します。
今回取り上げるサッカーボールは、部活の定番と呼ばれている「ペレーダ」というサッカーボールです。
実はこの2つ、デザインがほぼ一緒なのに値段に差があるんですよ。
ペレーダはこのサイトでも何度も取り上げており、日本の部活生で知らない人はいないサッカーボールです。
✅この「ペレーダ」というボールは、末尾の数字によって3つのグレードに分かれており、グレードごとに価格帯が分かれています。
違いを表にまとめると、下記の通り。
3000シリーズ | 4000シリーズ | 5000シリーズ | |
価格(5号球の定価) | ¥4000+税 | ¥5400+税 | ¥7300+税 |
素材 | 縫い+人工皮革 | 縫い+フォーム入人工皮革 | アセンテック+人工皮革 |
このように、グレードごとに価格と素材が異なっています。
もう少し深掘りしてみようと思います。
ここでは差がわかりやすいように、3000と5000を比較します。
公式サイトにて、素材を説明した図が掲載されていましたので、引用しつつ説明です。
ペレーダ3000と5000の詳細を比較
ペレーダ3000のパネル断面図の画像が下記の通り。
まあ、普通のサッカーボールってこういうイメージですね。
空気を入れる風船のような中身があって、その周りをパネルが覆っている感じ。
一方で5000の断面図は以下の通り。
3000より分厚い…!
パネルにクッション性の高い素材が間に挟まれており、よりしっかりとした作りになっています。
ちなみに公式サイトのペレーダ5000シリーズ紹介文は以下の通り。
FIFA 基準適合のペレーダトップモデル。耐久性の高い原反の採用とアセンテックテクノロジーにより、真球性に優れ、ボールのどこを蹴っても同じ感触を実現。長時間使用した場合でも大きくなりにくく、雨天時にも水を吸うことがほとんどありません。
耐久性をあげて、ボールのどこを蹴っても同じ感触を得られるように、より良い素材を使っていますとのこと。
再度、二枚の画像を並べてみます。
分厚さの違いが雲泥の差ですね。
部活の定番ボールであるペレーダを例に挙げて説明しましたが、値段の違いは「なんとなくのかっこよさ」とかではなく、しっかりと素材の違いに現れています。
値段が高いと、こだわった素材が使用されているし、安価であればそれなりの素材が使われているということですね。
※ペレーダ3000が悪いボールだ、ということを言っているのではありません。5000と比較すると多少性能は劣りますが、普段の練習に耐えうるとても優秀なボールですよ。
ちなみに、筆者的には中間の4000をおすすめしていたりします。その理由は部活の定番「ペレーダ」をモデルごとに解説!違いを表にまとめました!を参考にしてください。
素材が違うと何が違うの?
値段が変わると素材が変わる、ということがなんとなくわかったと思いますが、では素材が違うとどんな影響があるのか。
下記の通りです。
- 蹴りごこちが違う
- 耐久性が違う
- その他、目に見えないところが変わる
中でも大きく変わるのが「蹴りごこち」です。
「どうせ、プロとか”サッカーをやり込んでる人”にしかわからないような違いでしょ?」
と思う人もいるかもですが、パネルの質感は意外と素人でもわかるくらいの違いを生みますよ。
3つのポイントを順番に解説します。
素材で生まれるサッカーボールの違い|蹴りごこち
一番大きな”違いポイント”が蹴りごこちの違いです。
先ほどのペレーダ断面図をもう一度。
3000がこちら。
5000がこちら。
厚みの違いがひと目でわかりますよね。
この違いが、足とボールが当たったときの感触の違いを生みます。
簡単にいうと、こんな感じ。
✅厚みがあると、良い意味で”ドッシリ”とした感触。厚みがないと固さがあって”パチン!”という感触が強い。
蹴りごこちが良いのは、高価格な厚みがある方。
蹴ったエネルギーが、ロスなくボールに伝わる感覚で、蹴っていてとても心地が良いです。
シュートのスピードも、高価格なボールの方が上がる気がします(測ったことはないので、実際のところわかりませんが。)。
というわけで、蹴りごこちにこだわりたい人は、少し高価なボールをおすすめします。
少しお高めのボールを購入して、愛着を持って大事に使用する、というのも良いと思いますよ。
素材で生まれるサッカーボールの違い|耐久性
あまりにも安価なボールは耐久性に難あり、な場合があるので注意です。いわゆる、安物買いの銭失いという状態になってしまう可能性があります。
とはいえ、ペレーダのような信頼性のあるブランドは大丈夫ですよ。
「5000はさすがに高いから、今回は3000にします」ということでも大丈夫。なんの心配もありません。
しかし、注意しなければならないのは、海外製の怪しげなボールです。
有名ブランドのデザインに似せた、ノーブランドのボールが販売されているので、注意しましょう。
1つ目安になるのは、「検定球かどうか」という点です。
下記のマークがついているボールは日本サッカー協会が認める検定球ですので、ある程度の耐久性があると思ってよしです。
あまり競技に適さないようなボールが、意外と身近に売っていたりするので注意です。
しっかりと見極めて購入していきましょう。
素材で生まれるサッカーボールの違い|その他、目に見えない違いもあり
素材が違うことによって、あまり実感できないような差もあります。
例えば吸水性など。
先ほども取り上げましたが、ペレーダ5000の紹介文には下記の記載があります。
長時間使用した場合でも大きくなりにくく、雨天時にも水を吸うことがほとんどありません。
雨天時に水を吸うことがなく重くなりにくい、という記載がありますが、この違いを通常の使用で実感できるかというと微妙です。
確かに計りに乗せたら差が出るのかもですが、使用時に実感することは特にないと思います。
ただ、素材の違いによってこんな違いもあるんだな、と思っておけばOKでしょう。
それなりのボールを選ぶ基準は3000円以上!
「値段による差はわかったけど、結局どれくらいの価格帯のボールが良いの?」
というとことだと思いますが、結論を言うと「目安は3000円くらい」かと。
✅3000円を超えるボールは大半が検定球で、これくらいの価格帯だと海外の粗悪品も排除されてきます。
3000円程度を出せるようであれば、先ほどより紹介しているペレーダ3000も購入できるくらいになってきますね。
丈夫さを大事にするなら、ペレーダを買っておけば間違いないので、ぜひどうぞ。
カラーバリエーションもたくさんありますので。
とはいえ、検索してもたくさんのペレーダが並んでいてわからないと思いますので、こちらの記事も参考にどうぞ↓
高価なボールはこだわりがあるときにどうぞ
10000円を超えるような、高価なボールもたくさん売っていますが、これらのボールはよほどこだわりがあるときだけ購入で良いと思いますよ。
実際長くサッカーをやっていても、高いボールを選ぶのって以下の場合くらいだと思います。
- プレゼント用として
- 公式戦専用のボールとして大事に使用する
- どうしてもJリーグや海外リーグと同じボールが蹴りたい などなど
確かに高価である分、蹴りごこちが良いのはもちろんです。プロと同じボールを蹴っている、という優越感もありますし。
あとはお財布と相談しながらですね。
プレゼントだから奮発しようとか、お年玉で買うとか、それなら良いと思います。
高価なボールを購入すれば、それなりに大事にしようと言う気持ちも生まれると思いますので。
ものを大事にする習慣は大切です。
値段が高いボールを購入するときには「芝生用のボール」に注意
高価なボールには、「芝生での使用を想定したボール」があるので注意です。
例えばこんなの。
バウンドの高さや素材が、芝生での使用を想定したものになっており、土で使用すると高く弾みすぎたり壊れやすくなったりする可能性があります。
芝生用のボールの特徴は芝生用のサッカーボールまとめ!選ぶときのポイントも解説しました【おすすめランキングあり】にてまとめています。気になる方はこちらの記事をどうぞ。
高価なボールを購入するときは注意です。
最後は検定球かどうか、を要確認
3000円を超えるくらいの価格帯で良いボールを見つけたら、検定球かどうかを再確認です。
再度載せておきますが、下記のマークがついていれば、ほぼ問題なし。
丈夫なボールをしっかりと選びましょう。
サッカーボールを選ぶときはサイズを間違えないように!
さて、”値段の目安”は理解できたと思いますが、実際に購入する時には以下の点にも注意です。
✅購入するサイズをお間違いなく。
サッカーボールは年齢によってサイズが分かれています。
適したサイズを選ばないと、買い直しが発生しますので注意しましょう。
「え!そうなの!?」とびっくりしてしまったあなたは、下記の記事でまとめているのでご参考ください。
しっかりと確認してから購入することをおすすめします!
サッカーボールの値段の違いってなに?|まとめ
サッカーボールの値段の違いについて、まとめました。
再度、ポイントをまとめると下記の通り。
- サッカーボールの値段の違いは「素材の違い」であり、蹴りごこちに大きく影響する
- 無難なボールを選びたいなら「目安は3000円」くらい
- 高価なボールは性能が良い!でも芝生用のボールがあるので注意。
こんな感じ。
高価なボールって憧れますよね。
実際、大人になった今でも、試合球として高価なボールが出てくると「あ、良いボールじゃん。」と少しテンションが上がりますので。
お財布と相談しながら、良いボールと巡り会えると良いですね。
コメント