ウチの子ども、背が小さくて…
試合や練習でも当たり負けしてしまうんです…
本人も身体が小さいことについて、少し悩んでいるようで…
そんなあなたのためにまとめました。
結論から言うと、「少年期に身体が小さいことは、サッカーにおいてメリットでしかない」です。なので心配する必要ないです。
私は高校で関東リーグ出場、大学時代は中学生への指導経験があります。その経験に基づく話をまとめています。
記事の内容
- 少年期に身体が小さい方が、上達する可能性が高い
- 身体が小さい子どもには「ポジティブな声かけ」をしてあげよう!
- 将来のために「身体を大きくする努力」も並行して行うこと!
悲観する必要は全くないです。メリットをしっかり理解して、お子さんをどんどん伸ばしてあげましょう!
少年サッカーの悩み「周りより身体が小さい」
少年サッカーで大きな壁となるのが「周りより自分の身体が小さい…」ということです。小学生や中学生の頃は、生まれ月の差だけでも身長が大きく変わります。
3月生まれと4月生まれではほぼ一年の差があるので、体格差があっても仕方がないことですね。
ただ私は「少年期に身体が小さいことは悪いことではない」と考えています。
当たり負けする子供を見るのはツライ…
とはいえ、大きい選手に当たり負けをしてしまう我が子を見ているのはツライものですよね…。どうしても悲観してしまう気持ちは理解できます。
でも指導者は身体が小さい選手を「あまり悲観してはいません」。これは言い切れます。小さい選手ほどレベルアップの機会に恵まれているんです。
少年サッカーで身体が小さいのはチャンス!
大半の指導者は「少年期に身体が小さいのはチャンス」と捉えています。なぜなら、小さい身体で大きな選手に立ち向かっていくことは「思考力を養うことに役立つ」からです。
考える力が身につく
身体が小さい選手は「どうやって相手とぶつからないようにドリブルをしようか…?」「どうやったら相手に邪魔されずにパスを受けることができるだろう…?」など、考える機会に恵まれています。
身体が大きい選手だと「とりあえず蹴って走れば勝てるから、そのまま行っちゃえ!」「相手が怖がって避けるから楽勝!」となってしまうんですね。
この差は技術の向上に大きく影響します。
私が指導していた選手でも、中学入学時に170cm近い身長を持った選手がいました。彼は典型的な「蹴って走れば勝てるタイプ」の選手でした。同学年では怖いものなし。
でもやはり伸び悩みました。やはり「あまり考えずに蹴っていた選手」と「考えて戦っていた選手」では、1年後の伸びに大きな差が出ます。
サッカーの技術向上に大事なものは、自ら行動と改善を繰り返す「思考力」。小さい選手は「思考力」を育てるチャンスに恵まれているんですね。ポジティブに捉えましょう。
ボールコントロールがうまいのは「小さかった」選手
現代のプロ選手でもボールコントロール(ドリブルやトラップなど)がうまい選手は小さい選手が多いですね。
例えば、リオネル・メッシ選手や中島翔哉選手など。メッシ選手は幼少期に成長ホルモンに異常があった選手です。
こんな選手たちは「どうやって大きい選手と対等に渡り合っていこうか?」と日々考えた結果、トップまでたどり着いています。
親に求められるのはポジティブな声かけ!
身体が小さいお子さんがいる、お父さんお母さんにお願いしたいのが「ポジティブな声がけ」です。
「うまくなりたい!」と少しでも思っているお子さんであれば、おそらくお父さんお母さんよりも身長について悩んでいると思います。
そんなお子さんが「身長が低いから勝てないんだ…」と、ふさぎ込まないようにして上げて欲しいです。
例えばこんな声かけが有効です。
- 「どうやったら勝てるだろうね?いろんなことやってみようよ!」
- 「この選手小さいけど上手だよ!一緒に動画を見よう!」
- 「なんでこの選手は小さいけど活躍してるんだろうね?」etc…
こんな声をかけてあげて、お子さんの気づきや思考を促してあげてください。身体が小さいメリットを活かせるかどうか…それはお父さんお母さんの関わり方も影響してきます。
少年期に身体が小さいことは気にする必要なし!
ここまでの内容をまとめるとこんな感じ。
- 指導者から見ると「少年期に身体が小さいこと」はむしろメリット!
- 身体が小さい選手は「思考力」が身につきやすい
- 身体の小ささを活かすには「お父さんお母さんのポジティブな声かけ」が重要!
- 少年期から身体が大きい選手は伸び悩む可能性あり
身体が小さいことのメリットを十分に生かして、お子さんのスキルアップにつなげてあげましょう。
でも…「年齢が上がると」身体の小ささはハンデになる
ただし、正直にお伝えしておくと、年齢が上がると身体の小ささはハンデとなります。少年期はどんどん身長が伸びる時期なので、まだ将来的に追いつくことを期待できますが、大人になるにつれて、そうはいかなくなってきます。
Jリーガーの平均身長は178cm
日本人男性の平均身長が約173cmなので、サッカー選手はやや高身長です。やはり身長の高い選手の方が有利なので、身長の高い人が生き残ってトップレベルまで行き着くということですね。
少年期の身体の小ささは間違いなくメリットになります。しかし長く活躍できる選手になるためにも、カラダ作りは小さい時から並行して進めなくてはいけません。
身体を大きくする努力も並行しよう!
長い期間活躍できる選手になるためにも、カラダ作りは幼少期からしっかり取り組む必要があります。
たとえプロにならずとも、活躍できるサッカースキルは一生の財産です。
将来、仕事でツライことがあった時、彼女に振られた時…。サッカーで活躍できるスキルがあれば、必要以上にふさぎ込まずに済みます。
せっかくサッカーをやっているのですから、お子さんの将来につなげてあげましょう。
食事をしっかり摂る
ど定番ですが、カラダづくりにおいて食事は大事です。少年期の食事で大事にして欲しい点は2つ。
- 「栄養バランス」
- 「食習慣の定着」
少年期の食事ではカルシウムやタンパク質多めの、カラダ作りを意識した食事を心がけましょう。ケガ予防にもつながります。
そして栄養バランスと同じか、それ以上に大事なのが「食習慣の定着」です。
あなたのお子さんは「自分で」食べるものを選べますか?
あなたのお子さんは、一生お父さんお母さんから食べるものを与えてもらう訳ではありません(当然ですが)。いつか食べるものを「全て自分で選ぶ」時がきます。
その時、あなたのお子さんはバランスの良い食事を選べますか?将来、バランスの良い食事を自然と選べるようになるために“大事なポイント”があります。
それは「あ、そういえば小さいころに、お母さんが栄養バランスを考えていてくれてたな…」と言う記憶です。
この記憶があると「裏切れないな」と言う気持ちが働いて、大人になってもある程度バランスの良い食事を選ぶようになります。
しっかり「栄養バランスを考えている姿勢を見せる」こと。それが「食習慣の定着」には大事です。
サッカーはエネルギー消費が多い!
サッカーはエネルギー消費の大きいスポーツです。普段の食事だけでは、栄養素がエネルギーとして消費されてしまい、カラダ作りまで回らないことがあります。
例えば、カラダ作りに必要なタンパク質(プロテイン)は、空腹時に摂取するとエネルギーとして消費されてしまい、カラダ作りまで行き届きません。なので、おにぎりなどと一緒に摂取することが推奨されていたりするんですね。
カラダ作りに栄養を回すのは大変です。しかも、毎食カンペキな栄養バランスを確保しようとしたら、それこそお父さんお母さんの負担は計り知れません。
カラダ作りのプラスアルファの栄養素を補給する…。そのためには栄養補助食品を併用することもありです。オススメはこちら。
バレーボールの木村沙織選手が公式サポーターを務めている、ドリンクタイプの栄養補助食品です。
U-14(14歳以下)の日本選抜に選ばれている子の体験談も載っているので、試しに見てみてください。
サッカースキルは一生の財産
記事内でも述べましたが「サッカースキルは一生の財産」です。一芸に秀でることは、その子の自己肯定感を高めます。
お子さんがサッカーを上手くなって、より人生を楽しめるように多方面からフォローしてあげましょう。
- 年齢が上がると身長の低さはハンデになってしまう…
- 身体を大きくする努力も練習と並行していこう!
- まずは食事が一番大事!特に「食習慣の定着」を意識
- 「食習慣の定着」のためには「栄養バランスを考える姿勢」を見せて行くこと!
- 効率よく栄養バランスを整えるなら補助食品の活用もあり!
まとめ
少年期に身体が小さいことは気にする必要ありません。むしろ技術の上達のためにはメリットしかないです。
「ポジティブな声かけ」「食習慣の定着」を意識しながらお子さんをサポートしていきましょう!
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