部活で怪我をしてしまって…
どうやって向き合っていったらいいでしょうか?
また怪我をしている期間に取り組んでおきたいことも知りたいです。
そんなあなたのためにまとめました。
結論としては「読書に時間を割きつつ、怪我の再発防止にしっかり向き合おう」という感じです。部活に真剣に取り組んでいると「少し痛くても無理やり練習がしたい!」と思いがちですが、人生は長いです。
プロレベルで取り組まずとも、スポーツは一生取り組んでいくべきものです。怪我をして立ち止まっている今だからこそ、少し冷静になって自分のことを見直してみましょう。
まず怪我したら手続きをしっかりしよう
部活で怪我をして、病院にかかったらまず所定の手続きをしっかり行いましょう。部活中の怪我は学校管理下の災害という扱いになることが多いので、負担が少なくて済むことがあります。
災害共済給付制度といいますが、保険などに入っていなくても、これは活用できることがあります。詳しくはこちらのHPをみてみてください。
>>災害共済給付制度についてはこちら(独立行政法人日本スポーツ振興センターのHPへ飛びます)
怪我と部活の試合のどちらを優先すべきか?
「怪我をしているけど、大事な試合がある…。どうしても出たいけど悪化したらどうしよう…。」という場合、当たり前の結論ですが、出るか出ないかはあなた次第です。
ただし、今後もスポーツ人生は続いていくよ!ということは頭に入れた上で、結論を出して欲しいなと思います。
部活で燃え尽きてる場合じゃない! → スポーツは生涯楽しむものです
スポーツは生涯楽しむものです。決して、高校生の時に燃え尽きて終わりのものではないです。部活を引退した後、プロにならなかったとしても、スポーツは生活の充実に大きな意味を持ちます。
大学生になって人間関係に悩んだとき、日々の仕事に疲れたとき、スポーツをすれば気持ちが晴れます。スポーツはいわば精神安定剤のようなものですね。
人生において重要な意味を持っているのがスポーツです。試合に無理やり出て、今後体に悪い影響は出ないだろうか?そこまで考えた上で「怪我を押して試合に出るか?」「安静を優先するか?」を決断してほしいなと思います。
部活で怪我をして時間と体力が余っている… → 読書をおすすめします
部活で怪我をして時間と体力が有り余っている…というのであれば、ぜひ読書をすることをおすすめします。結果を出すスポーツ選手は読書家の人が多いです。
川崎フロンターレの斎藤学選手は読書について、このように語っています。
―― 高校生に向けてアドバイスをお願いします。
本は自分の人生に大きな影響を与えてくれます。僕は本が自分に与えてくれた影響がどれくらい大きかったか分かっているので今でも読書をします。感情を豊かにする、勉強だけではない世界が広がる、脳の中のイメージや自分の頭の中がより分かるようになると思います。
本が自分の人生に与える影響の大きさを知るためにも読んでほしいと思います。読みやすい本を読むようになると、それまでは難しいと思っていた本が読みやすくなります。文字を読む習慣を付けると、人生が豊かになると思います。
本は考え方を整えて、人生に大きな影響を与えてくれます。スポーツで結果を出すには、肉体的な強化だけでは不十分です。読書で心もしっかり整えてスポーツに臨みましょう。
スポーツ選手はみんな読書家 → 結果を出す人はみんな本読んでます
とはいえ「何を読んだらいいのかわからないよ!」というあなたは、トップアスリートの愛読書を参考にしましょう。
例えば、サッカー元日本代表の長谷部誠選手は「人を動かす」という本を愛読書としてあげています。
小説好きだった長谷部だが、ドイツ移籍後は哲学系の本を多く読むようになった。そのきっかけとなった本がデール・カーネギーの『人を動かす』。人間関係の本質に迫る同書は、1936年の発売以来、世界1500万部を突破する超ロングセラーとなっている。
「人を動かす」は出版されてから80年以上たちますが、今だに世界中の人に読まれている名著です。私も読んだことがありますが「リーダーだけど、なかなか思うように周りを引っ張っていけない…」というあなたにぴったりですね。人に影響を与えてチームをまとめるにはどうするか?ということも書かれています。
マンガ版もありましたので、紹介しておきます。↓
ちなみに長谷部選手は、他のメディアで「ニーチェの言葉」も愛読書であると語っています。こちらは一つ一つの名言単位で短く話が区切られているので、非常に読みやすいです。読書入門にはおすすめです。
冒頭で紹介した齋藤学選手のインタビューではこんな本も紹介されていました。
―― 高校生に勧めたい本を教えてください。
まず小説を読むといいかもしれません。伊坂幸太郎さんと東野圭吾さんはお勧めですね。伏線を張った複数の物語が最後に1つにまとまっていく、そんなストーリーが面白くて僕は読み始めました。伊坂幸太郎さんは読んでほしいな。『ゴールデンスランバー』『重力ピエロ』『フィッシュ・ストーリー』『グラスホッパー』……どれが一番かなんて選べません。
友達が読んでいて聞いたことがある本もあるかもしれません。伊坂幸太郎さんの作品はよく映画にもなっていますね。「小説飽きちゃうんだよな〜」というあなたは映画から入ってもいいかもしれません。伊坂幸太郎さんの映画は非常にテンポよく進むので、見ていて楽しいですよ。
部活の怪我は再発に注意
さて怪我の話題に戻りますが、部活の怪我は再発に要注意です。私も高校時代に怪我を再発させてなかなか復帰できない仲間たちをたくさん見てきました。
部活は引退があるので、約2年半くらいしかないんですね。怪我をしているとあっという間に過ぎていきます。一度しかない部活期間ですので、長期離脱するのはもったいないです。怪我の再発には注意しましょう。
怪我の後遺症はしっかり把握しておくこと
大きな怪我をすると、多少なりとも後遺症が残ることが多いです。後遺症というと交通事故などを想像しますが、普通の怪我でも残ります。
例えば、私は捻挫を何度も繰り返しているので、右足首の靭帯がゆるいです。普通にランニングをしていても、簡単に足をひねります。後遺症と表現するには少し大げさかもしれませんが、こういった小さな後遺症が怪我の再発につながったりします。
もちろん、リハビリをしっかり行って後遺症を残さないようにするのがベストです。しかしそれでも後遺症として、残ってしまうことがあるのも事実。医師としっかり相談しながら、対策をしていきましょう。
サポーターなどをしっかり活用しよう
怪我の再発防止には市販のサポーターを活用するのもありです。サポーターは怪我をしている場所の保護だけでなく、再発の防止にも活躍します。
私も捻挫を繰り返していましたので、バンテージというサポーターを活用しています。バンテージは足首に巻く包帯のようなものですが、捻挫の防止に効果があります。気になる方はこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
足首以外の怪我をしているあなたも、一度こちらから探してみるといいですよ。怪我を再発させて一度きりの貴重な部活期間を棒に振るよりも、しっかり備えておいたほうがいいです。
まとめ
部活で怪我をした時には、以下のように対策をとっていきましょう。
- まず手続きをしっかりすること
- 試合を優先するかどうか?は将来のことも考えて決断すること
- 怪我で時間と体力が余っているなら読書をしよう
- サポーターなどを活用して再発防止をしっかりと。
部活は本当に短い期間の活動で、そして人生で一度きりです。悔いなく取り組めるよう、怪我とはしっかり付き合っていきましょう。
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