サッカーのチーム選び方ってどうすればいいんでしょうか?
子どもがサッカーをやりたいと言っているんですが、チームがありすぎてわからないです…
そんなあなたのためにまとめました。
サッカーチームを選ぶときのポイントは主に3つですが、1番大事にしなければならないのは「子どもの自主性」です。
「子どもの意思を尊重して、しっかりやり切らせる」これが大事です。
私はサッカーの指導経験もありますし、関東大会に出場したこともあります。少し経験も踏まえながらまとめてますので、参考にしてください。
サッカーのチーム選びについて|大事なポイントは3つ
お子さんのサッカーチーム選びをするにあたって大事にしたいポイントは3つです。
・子どもの気持ちを優先すること
・自分で考える力を養える指導者のもとへ
・できれば少しレベルが高いところを選ぶ
順番に解説します。
子供の気持ちを最優先すること
チームを検討するにあたって最も大事なことは「子供の気持ちを最優先すること」です。
プレーするのは子供自身です。子供が心底納得できるチームを一緒に選んであげましょう。
私も中学校進学時にクラブチームに進む決断をしましたが、部活に進むかクラブチームに進むかということでとても悩みました。
しかし親からの「自分で好きな方を選びなさい」と言われたうえで、納得してクラブチームを選択しまし、その後の中学3年間が充実したものになりました。
「子供にうまくなってほしい!」「子供をプロに行かせたい!」という親御さんの気持ちはわかりますが、プレーするのは子供自身。
ここは親御さんの気持ちも正直に伝えつつ、最終的にはお子さんの気持ちを尊重してあげましょう。
「自分で考える力」を養える指導者のもとへ
試合中に細かく指示を飛ばし、できないと叱りつける、こんな指導者がいるチームはおすすめしません。
なぜなら「自分で考える力」が育たなくなるからです。
「●●!!そこはドリブルじゃなくてパスだろ!!」などと叫び続ける指導者の方もいらっしゃいますが、こんな指導は子どもが萎縮します。
サッカーが楽しくなくなると、自ら進んで考えて上達していこうという意思が失われます。
全員がサッカー選手になるわけではありません。
大半の人は社会人として世の中に羽ばたいていきます。言われたことを忠実にこなすことが習慣化している人が、果たして社会で活躍していけるでしょうか?
チームに入れるという大きな決断をするのですから、「将来なってほしい姿」も思い描いた上で決断をしたいものです。
できれば少しレベルが高いところへ…
少しレベルが高いところに放り込んであげるのが、親の愛情だったりします。環境が人を作りますので、少しスパルタな考え方も重要です。
レベルが高い環境にいると、自然と技術が身について、いつの間にか周りよりサッカーが上手担っていることでしょう。
「人よりも何かができる」ということは少なからず自信になります。学校での振る舞いも変わってくるでしょうし、他のことへチャレンジする自信にもなります。
これは大人になってからでも変わりません。サッカーができるということは貴重な資産です。
私は初心者の方とフットサルをするときに、蹴り方などを軽くレクチャーしています。それがコミュニケーションのきっかけになるんです。
「少し子供が人見知りで… 」「少し弱気なんです…」などなど。お子さんに対して不安を覚えることも多いと思います。
そんな子でも「サッカーができる」という自信がつけば確実に一皮むけます。
子供は教わるということに関して、大人よりも抵抗がありません。大人になってから何か新しくできるようになるのは大変です。
そんな貴重な時期であることを考慮して、少しレベルが高い方に背中を押してあげるのも良いと思います。
サッカーのチーム選びについて|金銭的なことも考慮
サッカーを習うとなったら、当然お金がかかってきます。
これを考慮しないと、後々後悔することにもなりますし、子どもにも「お金がないからサッカー辞めよう」とは言いづらいはずです。
特にサッカーでかかる費用は月謝と道具代だけではないことに注意です。
月謝+αがかかると思おう
サッカーを習うためにかかるお金は月謝だけではありません。
主にかかるお金は以下の通り。
・月謝
・道具類
・移動費
詳しくは以下の記事で解説を加えていますので省きますが、月謝だけでは済まないことをしっかり覚えておきましょう。
サッカーのチーム選びについて|Jクラブでなくても大丈夫です
「サッカーにハマるかどうかは、子どものやる気次第かな~」というモチベーションの場合は、最初は少年団でOKです。
ご家族が競技志向で「プロまで行かせる!」と意気込んでいる場合は、絶対Jクラブを選ぶべきです。なぜなら指導者の質が違うからです。
やはり少年団のお父さんコーチより、Jクラブのプロコーチの指導力の方が平均値が高いです。(もちろんお父さんコーチにも優秀な方はいます。あくまで平均値の話。)
しかし「サッカーにハマるかどうかわからんな〜」という場合は、最初は少年団でOKです。
もしお子さんがやる気出してきたら、途中で移籍するという選択肢もあります。
子どものやる気が出てから移籍でもOK
チームは基本的に途中で移籍もありです。
「本当にうちの子はサッカーが続くのかな?」と感じる場合は、まずは少年団にしておきましょう。
トレーニングの質が大事だと言えど、やはり歴の浅い小学生はセンスの差がはっきり出ます。
しかし、もしかしたらあなたのお子さんが、センス抜群な場合もあります。
そうしたら、本人も楽しくなるでしょうし、物足りなさを感じることもあるでしょう。そうなってから、ハイレベルのところに移籍すれば大丈夫です。
いきなり焦ってJクラブを選んだりする必要はありませんよ。
中学以降は絶対クラブがおすすめ
小学校でそこそこ活躍できて「将来、お正月の高校サッカーとかにも出られるんじゃない…?」と感じたら、中学生からは絶対にクラブチームでいきましょう。
非常に残酷ですが、中学校の部活出身者が高校以上のカテゴリーで活躍していくのは、非常に難しいです。
高校サッカーの全国大会に出ている全選手のうち、中学の部活出身者は約25%程度(4人に1人)で、クラブチーム出身者が圧倒的優勢です。
やはり、中学生からはトレーニングの質で圧倒的な差がつきます。
特に指導者の質は非常に大事です。体格差も徐々に埋まってきて、小学生の時にはパワーで周りを弾き飛ばしていた選手が突然、通用しなくなったりします。
そんなときに、支えるのが指導者ですし、そこまで理解ができる指導者は部活動にはほぼいません(プロのコーチでなく、あくまで先生ですから)。
中学生時に優秀な指導者に会えるかどうか、これは今後のサッカー人生を左右します。もしお子さんに可能性を感じるなら、ぜひクラブチームをおすすめします(私はクラブチーム出身です)。
また、中学生は多感な時期ですので、指導者がいないとダレます。
クラブチームは1学年に2~3人の指導者がつくこともざらですが、部活は3学年で1人だったりします。
この環境で、中学生が真面目にサッカーに取り組むのは難しいです。
あの長友佑都選手ですら、中学生の時に一度サッカーをやめたりしています。
中学生は難しい時期です。「うちの子はしっかりやるよ!」と思っていてもそこは現実をしっかり見る必要ありです。
先述の通り、環境が人を作ります。子どもがしっかり継続できる環境を作ってあげましょう。
長友選手の生い立ちはこちらの本に詳しく書いてあります。気になるかたはどうぞ。
サッカーのチーム選びについて|まとめ
チームを決めるということは、お子さんが今後数年間、「誰と関わるか?」を決める大切な決断です。
環境の影響は計り知れません。
お子さんがサッカーを楽しみながら、将来に向けて順調に歩んでいけるよう心から応援しています。
>>サッカーを始めるときに必要なものをまとめました。これを読んでおけば買い忘れなしです。
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