「正しいスイングを身につけたい!」
「長打やホームランが打てるようになりたい!」
「ここぞの場面でヒットが打てる選手になりたい!」
試合で活躍したいと思ったとき、バッティングは絶対に欠かせないもの。
いくら守備が上手くても、点が1点も入らなければ勝てないのが野球です。
そんな1点を取る場面で打てるバッターに誰もがなりたいはず。
そこで、今回はバッティング練習におすすめなトレーニングバットを8選紹介します。
マスコットバットはもちろん、特殊な形をしたトレーニングバットまで幅広く紹介するほか、効果や使用上の注意についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事があなたのバッティング革命の一助になれば幸いです。
トレーニングバットとは?
トレーニングバットとは、試合用のバットと比べて、重かったり、形が違うバットのことを指します。
通常、試合で使われるバットは
- 少年野球用(小学5、6年生):長さ 78~79cm、重さ 500~600g
- 大人用:長さ 82~86cm、重さ 650~850g
が平均と言われています。
ですが、トレーニングバットは1000gを超えるものがあったり、試合では使えない形状をしているものなど、種類・効果はさまざまです。
トレーニングバットの中でも、試合用のバットよりも重量があるバットを『マスコットバット』と言います。
では、どんなトレーニングバットが良いのか。
ここからは、トレーニングバットの効果や選び方についても紹介していきます。
トレーニングバットの効果とメリット
正しいスイングの軌道を身につけられる
トレーニングバットの1つ目の効果は「正しいスイングの軌道を身につけられる」です。
トレーニングバットの中には特殊な形をしたバットがあります。
これらのバットにはさまざまな目的があり、
- ドアスイングを改善できる
- 力の伝わるスイングに変えることができる
- 手首が返しが早くならないようにできる
- バットの握り方を矯正できる
- ブレない鋭いスイングができる
などなど、あらゆるバッティングの課題を解決することができるのです。
正しい軌道のスイングができるようになると、ボールのミート力が上がり、ヒットを打つ確率も上がります。
ヒットを打てるようなスイングを効率良く身につけるために、トレーニングバットは最適です。
スイング力をアップできる
トレーニングバットの2つ目の効果は「スイング力をアップできる」です。
ボールを遠くに飛ばすためには、スイング力を身につけることが必要不可欠です。
小学校、中学校、高校、大学、社会人、プロとレベルが上がっていくにつれ、ピッチャーの球威も上がっていきます。
そうなったときに、バッターはピッチャーの投げたボールの力に負けず打ち返せる力が必要です。
そこで、一連のスイングの中で、力強いインパクトを生み出すために、試合用のバットよりも重いマスコットバットを中心としたトレーニングバットが役立ちます。
力が弱くて悩んでいる方にはとてもおすすめできるバットです。
トレーニングバットの選び方3つのポイント
改善の目的を明確にする
トレーニングバットの選び方1つ目は「改善の目的を明確にすること」です。
トレーニングバットはものによって、改善できる効果が異なります。
ドアスイングを改善したいのか、力の伝わるスイングに変えたいのか、手首の返しが早くならないようにしたいのか、など、自身の改善したいところは何かを明確にした上で使用するようにしましょう。
今回の紹介する商品は、それぞれどんな効果があるのかも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
重さは試合用+400g以内を目安に選ぶ
トレーニングバットの選び方2つ目は「重さは試合用+400g以内を目安に選ぶこと」です。
トレーニングバットの中には、マスコットバットという試合用のバットよりも重いバットがありますが、重ければ重いバットの方が良いかと言われると、そういうわけではありません。
体に合わない重さのバットを振っていると、かえって体の開きが早いスイングが身についてしまったり、スイングスピードが遅くなってしまったり、最悪の場合、ケガをしてしまう可能性もあります。
マスコットバットを選ぶ際のおすすめは、試合用のバットから+400g以内のバットを選ぶことです。
「せっかくトレーニングバットを使い始めたのに、逆にバッティングフォームが悪くなってしまった」
そうならないためにも、重さには注意して選ぶようにしましょう。
実打ができるかどうかで選ぶ
トレーニングバットの選び方3つ目は「実打ができるかどうか」です。
トレーニングバットの中には、ボールを使用した練習が可能なものと、不可能なものとに分かれています。
実打不可のトレーニングバットでボールを使って練習をしてしまうと、バットが折れてしまったり、破片などでケガをしてしまうおそれがあります。
安全に使用するためにも、実打ができるかどうかをきちんと確認するようにしましょう。
お家でボールを使った練習をするには、家庭用バッティングゲージがおすすめです。
庭でも使えるバッティングゲージを下のサイトで紹介していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
おすすめのマスコットバット3選!
おすすめのマスコットバット①|ミズノ ヘビーバット
おすすめのマスコットバット1本目は『ミズノ ヘビーバット』です。
重さが1000gあるシンプルなマスコットバットで、黒と金のデザインがかっこいい1本。
実打も可能なため、素振りはもちろん、ティーバッティングなどの打撃練習にもおすすめです。
おすすめのマスコットバット②|LIBEIGHTER リベイター 野球 トレーニングマスコットバット
このしなりがあることで、スイングの力みを改善でき、体の最短距離を通ってバットが出てくる「インサイドアウト」のスイングを身につけることができるのです。
今回は重量1240gのバットを紹介しましたが、リベイターからはさまざまなトレーニングマスコットバットが出ているので、ぜひ自分に合ったバットを見つけてみてください。
おすすめのマスコットバット③|マルッチ オンデック バット
おすすめのマスコットバット3本目は『マルッチ オンデックバット』です。
このオンデックバットは通常のバットよりも手元まで太い作りで、バットの先よりも手元の方に重みを感じる作りになっているため、握ったときも1.5kgあるとは思えないような持ち心地をしています。
ヘッドだけでなく全体に重みを感じるバットを使用することで、体幹に力をグッと入れながら、スイングスピードを上げられるため、ある程度振れるようになってきた選手にはおすすめの1本です。
おすすめのトレーニングバット5選!
おすすめのトレーニングバット①|インサイダーバット
おすすめのトレーニングバット1本目は『インサイダーバット』です。
このインサイダーバットは、グリップがついた棒に、長方形の板がついている特殊な形のバットで、メジャーリーガーも使用しているトレーニングバットです。
インサイダーバットを使用することで、バットを最短距離で出す「インサイドアウト」のスイングを身につけることができ、スイングの速度、ミート力、飛距離の向上が期待できます。
バットの出方が遠回りだと感じる方、ドアスイングだと言われている方にはおすすめの1本です。
おすすめのトレーニングバット②|ウチダ コアバット
おすすめのトレーニングバット2本目は『ウチダコアバット』です。
ウチダコアバットは鉄パイプのように細長い形状をしていて、ボールを当てるのが難しいバットです。
当たったときに確認しやすいように、バットの芯の部分には色がついています。
重量もあるため、ミート力を上げたい、スイングにキレを出したい方にはおすすめの1本です。
おすすめのトレーニングバット③|TWO-WAY SPEED TRAINING
おすすめのトレーニングバット3本目は『TWO-WAY SPEED TRAINING』です。
TWO-WAY SPEED TRAININGバットは、バットの先にもグリップがついている特殊なトレーニングバットで、バットの太い部分がグリップに近い「スピードモード」とバットの太い部分がグリップから遠い「パワーモード」の2種類のモードで使用できます。
スピードモードを使用すると、速いスイングの体の動きを身につけられ、パワーモードはスイング力とヘッドを走らせるスイングを身につけることができます。
持ち方を変えるだけで、2つのトレーニングができるお得な1本です。
おすすめのトレーニングバット④|キレダス トレーニングバット
おすすめのトレーニングバット4本目は『キレダス トレーニングバット』です。
キレダスは、バットの先端が極端に重く感じる超トップバランス型のトレーニングバットです。
長さや重さは試合用のバットとほとんど変わらないため、いつものバットと同じ感覚で、ヘッドを走らせたスイングを身につけることができます。
スイングがスムーズになると、バットが軽く感じるようになるキレダス。
ぜひ使って確かめてみてください。
おすすめのトレーニングバット⑤|ミズノ 竹バット
おすすめのトレーニングバット5本目は『ミズノ 竹バット』です。
竹バットは名の通り、合竹で作られたバットのことを指します。
これまで紹介したトレーニングバットのように特殊な形をしているわけではありませんが、試合用のバットより100gほど重く作られていて、折れにくいのが特徴のバットです。
そんな竹バットの最大の特徴と言えるのが「芯の作り」。
金属バットと比べると芯の幅が約1/3の広さで、芯を外すと手が痺れるほどの衝撃があります。
筆者は主に小・中学生時代に竹バットを使用していましたが、冬のティーバッティング練習のとき、かじかんだ手で芯を外すととても痛かったため、芯にしっかり当てようという意識が強くなりました。
そのおかげもあり、バットコントロールや芯に当てる「当て勘」が身についたと思います。
バットコントロールや芯に当てるミート力を磨きたい方には自信を持っておすすめします。
以上がおすすめのトレーニングバットです。
今回はご紹介しませんでしたが、素振り用のトレーニングバットに「カチカチバット」と言われるものがあります。
カチカチバットについては別な記事で紹介しておりますので、併せてご覧ください。
トレーニングバットを使用する際の注意点
過度に使いすぎない
トレーニングバットを使用する際の注意点1つ目は「過度に使いすぎないこと」です。
これは特にマスコットバットで言えることなのですが、重いマスコットバットを100回振るのと、試合用のバットを100回振るのでは疲労度がまったく違います。
疲れが溜まってスイングが崩れ始めると、バッティングフォームの定着が遅くなってしまう可能性も。
マスコットバットを含めたトレーニングバットを使用する際は、むやみやたらに数を振るのではなく、自分が力強くスイングできる回数でとどめ、次第に回数を振れるようになっていきましょう。
使用後は実戦用のバットで感覚を合わせる
トレーニングバットを使用する際の注意点2つ目は「試合後は試合用のバットで感覚を合わせること」です。
これは他のトレーニングギアを使用するときも同じことなのですが、最終的に試合で使うバットやボール、グラブを扱うために役立たなければ、トレーニングギアを使用する意味はありません。
トレーニングバットを使ったあとは、トレーニングバットで得た感覚を、必ず試合用のバットを使って確認するようにしましょう。
まとめ
今回はバッティング練習におすすめなトレーニングバットを8選紹介しました。
気になるマスコットバット、トレーニングバットは見つかりましたか?
試合が9回まである場合、打席は最低でも3度は訪れるもの。
そんなたった3回のチャンスを活かすためには日々の効率的かつ効果的な努力が必要不可欠です。
バッティングに悩む選手、バッティングで活躍したい方はぜひ一度トレーニングバットを使って、効果を実感してみてください。
この記事が少しでも多くの選手の活躍につながることを祈っています。